クックパッドの夏のインターンメモ 【サービス開発編】
サービス開発の講義のときに、とったメモを備忘録として投稿しておく。
クックパッドのユーザーファースト
サービス開発とは
- 誰も正解はわからない
限られたリソースの中で多くのトライ(失敗から学ぶ)
- fail farst ユーザーの反応から学ぶ
しかし、リソースは有限 なので、可能な限りの工夫をする
大事な考え方
- アジャイルなものづくり
アジャイルなものづくり
- インクリメンタル
- いきなり理想形を作らない
- 一度に全部作らない
- イテレーティブ
- 最初は小さく作る
短い時間で価値のあるものを作るために
1, 価値仮説 2, MVPと検証 3, BMLループ
技術に対するスタンス
- ユーザーの課題解決(技術のための技術はNG)
- 解くべき課題はなに?
サービス開発のまとめ
- 正解はだれにもわからない
- 多くのトライを打つことが合理的
- 技術はユーザーの課題解決のため
サービス開発のフロー
- 課題発見
- 価値仮説
- MVP
- 効果検証 短い時間で価値あるものを作るために
課題発見
ユーザーインタビューが最も重要 ターゲット層と直接話す あるテーマ軸で決めて、ユーザーの動向調査を行う場合も
ユーザーインタビューについて
ユーザーの声の背後にある具体的な体験を引き出す - 知りたいのは声の背後にある具体的な体験 - ユーザーの「声」は自身が体験を分析した結果 - 分析が正しいわからない - 例外は話さない なので、具体的なシーンを想定して、聞き出す。
悪い→「夕飯の献立はどうやって決めますか?」 良い→「昨日の夕飯の献立はどうやって決めますか?」 大事なこと 未来のことは聞かない。 直近の過去のことについて聞く。
話を聞くのではなくて、教えを請うスタンスで臨む 根ほり葉ほり、理解できるまで深堀りする。 理解した内容が正しいかユーザーに確認。 一部の回答で分かった気にならないこと。
役割分担
- インタビュアー
- 記録係
記録係りについて - なにが重要かはその場でわからない - なので、全部書く - 誰かによるフィルタ前の生データ 手書きで残す(PCはNG)
ユーザー抽出 - クックパッドのデータから - 地域 - 年代 - 利用データ
価値仮説
課題と解決策の仮説から方向性をまとめる。 自社フレームワークなどを用いる。
MVP
Minimum Viable prodact 検証を行える可能な最小限のプロダクト 実装せずにできるとベスト
小さく試す - 限定ユーザーを対象 - いきなり全体リリースはしない - イテレーティブな開発 - ツールで工夫
- 実装を減らす工夫
- 少人数で試す工夫
- ツールを最大限活用
効果検証
- 検証すべき数字をあらかじめ決定
- 利用ユーザー数
- リテンション数 定量的な情報で判断できるように
なぜ効果検証をするのか? MVPの答え合わせ BMLループをまわす
指標
物事を客観的に評価、判断するもの
サイト状態を示す指標
- PV
- UU
ユーザーの行動を示す指標
- CTR
- CVR
- リテンション(ユーザーの定着率)
開発フローまとめ
クックパッドの技術職インターンに行った話
概要
クックパッドの夏のインターンに行ってきた。 事前にオンラインの技術試験のようなものを受けて、合格者だけ参加できる感じだった。(後で聞くと、別枠の参加もあったらしい) たしか、インターン生は全員で15人ぐらいだったと思う。 ほとんどが、院生で機械学習の研究室に入っている人が8人ぐらいいた気がする。時代を感じた。 全部で1ヶ月ほどのインターンで、前半は講義中心、後半は部署に配属されて実際の業務をやっていくという感じだった。 後半に全員が進めるのではなく、前半から後半に進めるのは15人中、6人ぐらいだった気がする。 インターン中は、毎日キッチンでお昼ごはんを作ってくれたので、インターン期間中の幸福指数は高かった気がする。 人事の方、ありがとうございました。
インターン前半
Railsでサーバサイドを開発して、AndroidとiOSでクライアントを作ったり、 クックパッドのユーザファーストに重きをおいたサービス開発についてレクチャーを受けたりした。 サービス開発については、作り手の論理でつくってしまいそうになる自分には耳が痛い内容だった。 機械学習や自然言語処理、そして最後に青木さんによる、プログラミングパラダイムという名のついたコードジェネレーターを実装する内容の講義だった。 1週間ほどで、上記の内容をこなすというスケジュールだった。 下記のリンクに詳しい内容があるので、興味がある人は見てみてください。 techlife.cookpad.com
プログラミングパラダイムの講義についてはこちら techlife.cookpad.com
インターン後半
僕自身は買い物事業部というところに配属されて、API開発したりAndroidのAPIクライアントを実装したりした。 PRや設計を出すと、コードレビューや設計レビューが矢のように飛んできて、PR上のConversationが50件を超えたこともありましたね。(汗) かなり勉強になりました。。。 他のアプリのコードを読んだり、Groupadという社内情報を共有するツールの中にある、Documentを読み漁ったりなどもできて、とてもおもしろかっただった。
まとめ
クックパッドの中の人はもちろんのこと、インターンにきてた人はほとんどレベル高かった。 僕より後半に進むべき人はいるんじゃないかと思えるほどに。 そして、なによりご飯がとても美味しかった。 インターン期間中に2kgほど太ったことが、なによりの証拠だと思う。